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「クロノ!もっと肩をあげろ、そして隙をつくるな!」
今は、俺が8歳の時にリーネ広場で開く武道会のため、修行の真っ最中だ。
「集中しろ、よそ見してんじゃねー!」
そして、俺の目の前で怒鳴っているのがトルース町に滞在中のガイという、おじさんだ。
額には、白いはちまきを毎年付けているのが特徴だ。
いつも、旅に出てほとんど町にいないけど、この時期になると必ず戻ってきて、大会に出る人に武術を教えるのだ。しかも、おじさんと最初から最後まで1日も欠かさず、練習を続けると、トップ10にほぼ確実に入ると言う。
しかし、おじさんが町に戻って来るのは、1ヶ月くらい前なので、毎日の修行に耐えれる人は、4〜5人ぐらいしかいない。約この30日は、サバイバルに近かった。
そして現在15日目、最初は30人ほど参加していたが今は、13人しかいない。さて、今日が過ぎたら、又何人減るかな・・・
そんなこんなで5時間後
「今日はこれまで!」
終わりの声が辺り一帯を響かせる。その瞬間1人は、泣いて又1人は、ごく普通に帰ってく、そんな中1人の女の子が近づいてきた。ルッカだ!俺と幼なじみで大きな眼鏡をして夢は、発明家らしい。そんな奴が何故ここにいるのか・・・答えは、簡単2ヶ月ほど前にこういった。「ルッカなんかにガイおじさんの修行なんかに、耐えれないって1日でリタイヤだよ」この1言で彼女の何かを変えた。
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