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問題整理
UCの世界は人口が地球20億対宇宙(月&コロニー)90億というアンバランスな構成を前提に作られている。西暦2000年頃から考えても100年未満の時間でこのような状況が起った。
UC歴史年表
UC0044…(AD2096)年にエレズムによる総人口の50%が宇宙へ移民。
エレズム(地球聖地主義)――地球は生命の素、聖地として保護し、人類は全て宇宙に住むべきだという主張――定着
UC0045…小惑星ユノー、月軌道に定着。ルナツーの名称が与えられる。
サイド3においてミノフスキー物理学会設立。
UC0046…ジオン・ズム・ダイクンがコントリズムを提唱。各サイドの国家主義。
エレズム+サイドズムの思想(サイド国家主義)がドッキングする
UC0047…ミノフスキー・イヨネスコ型熱核融合炉の開発開始。
UC0050…地球圏の総人口は110億を突破。うち90億がスペースノイド(宇宙移民)。
NASA、まったく新しい概念の高機動兵器を完成。あのXシリーズの最終型番、X-91"XC"と呼ばれる人型兵器
UC0051…地球連邦政府、新規コロニー開発計画の凍結を発表
UC0052…ジオン・ズム・ダイクン、サイド3に移住。コントリズムを提唱、実践。
この頃からコントリズムはジオニズムと呼ばれるようになる
UC0055…シャルンホルスト・ブッホ(後のロナ家)、ブッホ・ジャンク・インク創業
UC0058…ジオン・ズム・ダイクン、サイド3共和国構想を固める。
人のニュータイプへの革新を説くジオン・ズム・ダイクンの指導のもと、月の裏側に位置し、地球からもっとも遠いコロニー群であるサイド3独立宣言。スペースノイドの自治独立を主張。ジオン共和国樹立、及び国防隊発足。
UC0059…サイド3に対し、連邦政府による経済圧力。
これらの政策により、スペースノイドと地球上の居住者の間の溝は、一層深まることになる。資金調達にデギン・ソド・サビ暗躍。ジオン・ズム・ダイクンは各サイドを遊説、賛同者がサイド3に移住。治安維持名目の宇宙軍設立。
※ココが変だよUC…地球上の居住者が20億しかいない状況であると仮定すると、その他のコロニーに大半の「地球連邦国民」は住んでいるわけであって、この場合、仮にジオンが10億の人口を擁していたとしても、地球20億+宇宙80億の人数を擁している以上、地球連邦政府の決定は地球側コロニーを無視した政策を採らず、ジオン公国と称されるコロニー群にのみ設定される政策であると思われ…。(^^;
ここにジオニズムについての補正が入るとすると、地球連邦の状況がかなり分割された勢力構成であるということになる。
ジオン以外の勢力
月(フォンブラウン/グラナダ他)…20億前後?
地球…20億前後
残り50〜60億が別の勢力として「独立」して存在しているということになる。
実際の勝負は20億VS10億
同年、キャスバル・レム・ダイクン(後のシャア・アズナブル)誕生
UC0060…連邦軍、60年代軍備増強計画発動(特に宇宙艦隊の統制に力を注ぐ)、ルナツー軍事基地化
軍備増強がどのような背景で形成されたかということになると、ここはジオンの存在が大きいってことになるけど、つまりはジオンの独立圧力を封じる為に軍事力を増強するとはいえ、その連邦も「宇宙」に大半が出ている以上、地球を中心に政治が回っているとも思えない辺りの中途半端さとかが、なんとも気になる。
とりあえず、REDCOW版に繋げるまでのUCの歴史でしたが、この人口比率で本当に説得力ある地球VS宇宙になるのだろうか。それ以前に確かに連邦には様々な人々がいて、実際に暮らしているわけだけど、特権階級が暮らすという割には「宇宙に上がれない」という人々が存在している辺りの矛盾とか、本当に挙げたら切りがなく出て来る。(==)
純粋にアニメだけを優先して、アニメの映像を元に考えるとこのような前提設定が生まれるとは思えない辺りとか、本当に整理が面倒な部分。
では、どう整理するべきか。
宇宙が幾つかの自治体制を敷いていると考えて、ジオン以外にも独自のポジションを採った月や他のサイドは独立しているのだろうか?
彼らは連邦政府を中心に纏まっていて、連邦政府というのは旧世代の国家群が中心に形成したのだと思う。だとすると、その中で旧世代国家の縄張り争い的要素が必ずあると考えてみて、ジオンは明らかにドイツ系であると考えると、連邦はアメリカになる。
でも、地球での勢力図を見ると、むしろジオンがアメリカ系で、連邦は第三世界を中心に統治領域を持っている中国やアフリカ諸国などを中心に形成されたと考える方が自然。
構図としては、ジオンは欧米先進国国家群の集りで、連邦は第三世界国家群の集りと見ると分かりやすく、連邦をジオンが脱退するのは、第三世界が足枷になって思うように動けなくなった現実に対して、新しい体制を築こうと開戦したという方向にも感じられる。
とりあえず、疲れたのでこの辺で
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