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朱香「(ぁたしも中学2年かぁ………)」
竜 「何してんのー??」
朱香「ぇ?あぁ………友ダチ休みだし……一人で考え事」
竜 「恋の悩みですかw」
朱香「違うってw」
あたしは尾野朱香。で、今話してたのが小谷竜。
一年の時は何コイツ?とか思ってたけど……笑
最近けっこう面白い人だと思ってきた
先生「席替えするぞー」
朱香「(席替えかぁ…小谷の隣になりたぃなぁ)
竜 「おーいお前何番だった??俺10番!!」
朱香「ん……9番…。って隣じゃん!」
竜 「マジで!!良かったー喋れる人居てw」
奇跡…………?隣になれた……
竜 「これで数学教えてもらえるー^^」
朱香「……それが狙いかよ 笑」
竜 「うそうそww俺はねー……」
「おーい小谷ー!サッカーしようぜ!」
竜 「はーい今行く!!」
……………え?
朱香「ちょっ……『俺はねー』の後は?!」
めちゃ気になる。そこで止めるなよぉ………!
その続きが『あたしの事が好き』であることを期待しながら………
運命の次の日が来た。
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竜 「お前ってメールする人??」
朱香 「んー……まぁ時々」
竜 「メルアド教えてww」
朱香 「ぇっ……あぁ、ぃ、いいょ」
竜 「……だいじょぶ?w何かあった??」
そんなの君が聞いてきたからに決まってるじゃん!
メルアド……男子に教えたこと無いよー……!!
朱香 「メールでは『小谷』じゃなくて『竜』でぃぃ?」
竜 「だめ」
……あぁそう…
竜 「ところで英語のテス勉した?」
朱香 「……なんですかソレは?」
竜 「何って……毎月恒例の会話テスト。」
朱香 「ぉわった………」
竜 「……ふっ………」
朱香 「今笑ったな!!」
竜 「フツー忘れるか………フッ」
朱香 「(カチーン)」
『愛』なんて生まれそうも無い関係だけど………
向こうからメルアド聞いてくるなんて……
一回冗談で告ってみようか……
いやいや そんな簡単に告白してフラれたら……
英語のテストなんてすっかり忘れてその事ばかり考えていた
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5時間目
竜 「…………」(ウト2.)
朱香 「…小谷?大丈夫?」
竜 「んー………大丈……夫…」
朱香 「大丈夫じゃないじゃんっっ 笑」
竜 「だって社会眠いもん……眠くないの?」
朱香 「そぉいぇば………眠い…かも…」
竜 朱香 「ZZZ」
先生 「ぉい小谷 尾野!!仲良く寝るな!」
竜 朱香 「えっ……」
クラスメート「バカップルやぁー」
竜 「ぅおい!!何でそーなる!!」
朱香 「どういう意味?……拒否るなよ」
竜 「…………え……?」
あ!!寝ぼけてしまった………
「拒否るなよ」とか言ったら、あたしが小谷の事好きなのバレ2.じゃん!!
掃除時間
竜 「なぁ……さっきのどういう事?」
朱香 「え?何のこと??」
竜 「拒否るな………って」
覚えてるよコイツ!!!!!!!
朱香 「あ…あぁ!!あれは、あたしが可愛くないのか!!……って意味で…」
竜 「あ、そーゆうこと!てっきりお前が俺のこと好きなのかとw」
朱香 「そんなワケないよー」
本当は「そんなわけ」あるんだけどなぁ……泣
そして、あたしが「中学2年」である一年間を大きく変える出来事が………
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