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【45】ワタシの感想と視点
 REDCOW  - 06/8/18(金) 21:53 -
  
 えっと、感想遅くなりました。(おい)
 ずっと前に読んではいたんですけど、纏まった感じで文章書けなかったなぁと。

 さて、エイラ嬢が弱きものを助け強きものを挫くという視点で書かれているわけですが、年齢を考えれば正直に凄いよなと思う内容です。(^^;ワタシが同世代の頃だとまだ綺麗にまとめられなかったんじゃないかな。まぁ、中学二年くらいからワタシは創作活動を始めたと言えるので、その頃の自分をなんとなく思い出しました。

 で、ここからはワタシの視点で語ります。
 こちらの作品ではアザーラ達「恐竜人」という人々が老人や子どもなど弱い存在を襲った事に対する怒りをかいているわけですが、ここはちょっと物語を振り返ってみましょう。

 原作でエイラは「戦わない者はやられるだけ」みたいな見解を述べているわけですが、つまり、彼女は生存競争の中で「ラルバ村」の取った行動を良い行動とは思っていないんですねぇ。生きるということは戦うこと。だから戦わないという道を選ぶことは生きることから逃げることだと考えているわけです。つまり、アザーラ達の仕掛けた攻撃は相手も生きる為に必死だというメッセージとして受け止めたと考えているわけです。
 エイラはとっても純粋な女性で、確かに仲間が傷つくことに哀しみます。でも、彼女は同時に「大地の掟」として自分達の置かれている状況を現実的に理解していて、誰が悪いのでも無く「力が無い自分達の非力さ」を認めて戦うしかないと考えているわけです。だから、弱いものを傷つける者が悪いのではなく、自分達の非力さ故に仲間を守ることが出来ないことを悔いるんじゃないでしょうか。

 では、最後にアザーラに手を差し伸べたのは何故か?

 アザーラが強い者として生きる価値があると感じていたからこそ、死ぬことが勿体ないって思っていたからなんじゃないかなって思いますが、相手がそれを拒絶し大地の掟に従うという意志を尊重する辺り、理想と現実をとっても冷徹に判断しているのが読み取れるんじゃないかと思います。

 とまぁ、これは飽くまでワタシの見た見解ですが、例えば喧嘩をした場合、どちらか一方が絶対的に悪いとは限らないですよね?どちらにも何らかの種があって、それが接触して初めて喧嘩になる。この場合、仮に叱るとしたらどう叱るかって考えてみてください。
 殴った方が悪いとしたら、その殴った方が殴られた方に半年前から延々と罵られ続けて耐え切れずプッツンきて殴ったかも知れない。こうなると殴った方が一概に悪いとは言えなくなりますね?
 物語も一方の視点ではなく、もう一方の視点も考えた上で、その戦いが何故起こったのか、そしてどういう終わりが理想なのかということを双方に考えさせてみると、ちょっと面白い答えが出てくるのではないかと思います。

引用なし
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【30】大地の命 シルヴィア 06/7/23(日) 15:54
【31】Re:大地の命 冥香 06/7/25(火) 16:07
【32】Re:大地の命 シルヴィア 06/7/26(水) 20:18
【45】ワタシの感想と視点 REDCOW 06/8/18(金) 21:53
【46】空 「大地の命―アザーラサイド―」 冥香 06/8/18(金) 22:28
【47】恐竜人の可能性 REDCOW 06/8/18(金) 22:45
【50】空の感想etc・・ シルヴィア 06/8/19(土) 16:38

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