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僕の名前はリュウ。
家庭の事情があって日本の東京都という場所で暮らしている。
そんな平凡な日々を僕は暮らすはずだった。
学校の休み時間。
友達とイロイロと話をしている。いつも話題はろくでもないことばかり。
でも、まともな話をするよりか、こんな馬鹿げた話をしている方が好きだ。
僕はふと、あの少女のことについて口から音を出した。
「俺さ、見ちゃったんだよ・・・」
僕は普段は自分を「俺」と呼んでいる。
「は?何を?」
友達がバラバラに同じ言葉を僕に問う。
「このノリだと幽霊に決まってんだろ?!
しかもよ、それが交差点だぜ・・・」
あの日以降例の少女を友達の前では幽霊として僕は取り上げた。
「マジ?!その幽霊どんなやつだよ?」
「それがよ、金髪の女の子なんだよ。
なんか誰かを探してるみたいだったな。
でも、見ても別に恐いとかそういうのはなかったぜ」
「えー、お前もしかしてロリコン?」
少しロン毛の背の低い友達が言った。
「ンなわけねーだろ。黙ってろチビ。ソン時だ。
デジャブーってあんだろ。それがうっすらとだけど出てきたんだ。
そんなかに女の子が中心にでてきて〜」
チャイムだ。休み時間終了。
「んじゃあ、また後で」
「おー」
僕らは授業の準備を進めた。
帰宅時間。
「じゃ〜な〜リュウ」
「おう」
僕はあの少女のいた交差点で友達と別れた。
「今日はいるのかな」
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